今日は休日ですが、珍しく早起きしました。

街に出てきたものの、約束まで時間が空いてしまったのでカフェにてのんびりしております。

いやぁ、まだ朝なのに眠いなぁ……う~ん、朝だから眠いのか……?

あ、私が飲食店で寝てみましたよー!、って話ではないのです。

「飲食店で寝てしまうなんて、ちょっと大丈夫…?」と昔、学生時代には思ってたけど今ならなんとなく、いや、よくわかる。


学生の頃、駅チカ飲食店でアルバイトをしていた。

夜になると、会社帰りのサラリーマンたちでいっぱいになるお店である。

ちなみに、退勤ラッシュ後や土日は比較的閑散としていてバイト的にはコスパがよい。

さて、平日シフトに入れば、私が一方的に顔見知り扱いにしている人もちらほらいる。

この人、しょっちゅうカレーで飽きないのかな……、いや、わたしも賄いでしょっちゅう食べても飽きないからな、美味いよねわかる。とか勝手に思いを巡らせていた。

ある日、閉店も近づいてきた時間。食べ終わったのに、カウンターで眠そうに船を漕いでいるひとがいる。

別の日。まだ少しカレーが残っているのに寝てしまっていることもあった。

あぁ、食事中に寝るとは、なんということでしょう。

さらに、船を漕いだ拍子に、綺麗なスーツの袖にカレーがついてしまうのではと、心配になる。

お店でこんな寝てしまうなんて……

大学生の私からしたら、普通の状態、ではないとかんじていたし、起こす勇気もなかったし。

でも、働き始めたらなんか、その気持ちわかるようになってきた。

いや「気持ちがわかる」というより、カラダだよね。

その時の気持ち?「無」、だよ。

とにかく、疲れてる。普通の状態、ってなんだ?

また後日。
閉店時間になってもそのお客様が寝てしまっていて、起こさざるを得ないことがあった。

このままお店に泊めてあげたい……

連日でなんだかもう、大変そうで。

とはいえさすがに起こさないわけにはいかず、緊張しながらお声をかける。

するとハッと目を覚まし、大変申し訳なさそうに、スッとお店を後にされた。

あの日、ホントに疲れていたんだろうなぁ。

きっと、優しいひとです。

もしかすると、自宅はあの駅からさらに行ったところなのかもしれないな。

これは想像だけど。通勤が長いのって大変なんですよね。

店員の顔は、覚えていないはずである。


朝はさわやかに起きて、日の出てる間は家の近くで楽しく働いて。

夜はゆっくりご飯食べて、ゆっくり過ごして。

心配事なく、ぐっすり眠る。

そんな平和な生活をみんなできたら幸せだなぁ。

でもそれじゃ時々物足りなくなって、わざわざ疲弊しに行く。

この繰り返しを自分好みにできることが、幸せなのかな とも思ったりします。